「そ、そっかぁ……」
なにやらあわあわとしながら俺と繋いでない手のほうで、前髪をいじる七彩。
自覚したとたん、何をしてもコイツが可愛く見えてしまうのは問題だし、
過去の、ゴリラなんて言ったことも問題だ。
けど、一番の問題は、
コイツは、あの晴飛って奴が好きだってことだ。
初めて見たが……、いわゆる真面目くん。
なんで、この学校きたんだってくらい。
七彩の心にアイツがいる限り、七彩は振り向いてはくれないし、
もしかしたらさっきカフェから連れ出したこと自体迷惑な話かもしれない。
いや、待てよ?
かもしれない、じゃなくて。
絶対迷惑だろ!!
好きな奴との時間邪魔されて……。


