【完】暴走族くんと、同居はじめました。








「ちょ…っ、なにすん…」



いきなり引っ張られた腕は痛いのなんの。

だけどその先には…



「なによ、ここ…」



まるで、家のリビングみたいな景色が広がっていた。



え、ここって。




「学校…だよね?」



「当たり前だろ。そんなトリップしてたまるか!」



うるさいチビ。



チビとか言っちゃダメかもだけど、私より少し高いだけで、ほんとチビなんだもん。






「七彩ちゃん落ち着いて、とりあえずここ座ってねー」



「えっと…」




優男にさりげエスコートされながら私はそばのソファーに座った。