「教えてあげてもいいけど?」 直は、ブレザーの下に着ていたパーカーのポケットに手を突っ込むと、 棒つき飴を取り出して、舌で舐めた。 「…教えろよ」 「ん~、じゃあ今から言うところに行ってくれない?」 「は?」 何を言い出すんだ、コイツは……。 「遠くないならな」 だけど、知りたい。 「ふぅん、じゃあ学校を出て右に曲がった小さなカフェに行ってきてよ」 「カフェ?なんでまた。」 てかコイツ、 なに考えてるのかさっぱりだ。 カフェに行けとか、普通言わねぇだろ。 行く必要性を感じないんだが。