【完】暴走族くんと、同居はじめました。








コイツを他の男に渡したくねぇ。




ずっと、お前は俺とこうやって話して、たまにバイク乗って。




一緒に買い物して。





……そうじゃ、ないのか?、




七彩が望んでるのは、この毎日じゃないのか?








「かっこわりぃ……」



「え?どうしたの飛鳥」






こんなこと考える俺に、いつもの余裕なんてない。






なんとなく、



これが俗にいう独占欲みたいなものっていうのは気付いてる。







七彩を、



誰にも渡したくない―――――……。




離したくない。







……いつも近くで笑ってろよ。