とは言いつつ、
七彩は一緒に住んでる、いわば家族みたいな存在だ。
それなりに……、だ、大事だと思ってるし?
お、女としてとかじゃないからな。
「七彩、お前、今日なんかあったのか?」
バフッと俺のベッドに座る七彩は、目を丸々として俺を見てきた。
「……なんで。」
「なんとなく。」
やっぱり……なんかあったんだな。
「随分、勘がいいんだね」
「……七彩のことならわかる。」
朝昼晩、一緒にいれば。
声だけで、七彩が元気かどうかくらい、余裕でわかるっつーの。
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