「ねぇ飛鳥。

何の用?まさか本当にお茶でもしながらお話ししませんか?うふふ~なことは言わないよね?」




は?こいつなに言ってるんだ……。




「バカ七彩。

そんなこと言うわけないだろ」








コツン、と七彩のおでこをつつく。




「いでっ」




「もっと女子らしく痛がれよ。せめて、それくらいは。それだけでも。せめて。」





「うっざー。
私が女子じゃないって言いたいの?」





ありえない、と呟きながら、髪を結わき直す七彩。





……まぁ女子なんだろうけど、女子っぽくないというか。



今まで会ってきた女子とは違い過ぎるから女子に見えないのか?






「で、なに。話って。」




そうだった。



コイツが元気なさそうだから聞いてやろうと思ったんだ。







「早くしてよ。なんの用なの?」




……可愛くない。




やっぱ、聞いてやらなくてもいいかも。