「倉木さん」
「あ!晴飛くん!」
教室に残ってる人もちらほら、となったとき、晴飛くんが教室にきた。
「ごめんね、遅くなっちゃった。」
「全然、大丈夫だよ」
「じゃあ、まわろっか。
暗くなる前に、終わらせないと。」
「だね!
あ~私もなんだかんだでこの教室と体育館と、あとは授業で使う教室くらいしか、場所わからないかも。」
とくに説明とか受けてないし。
昼休みとかまわろうとか思ったこともあるけど、
平太と一緒にあの溜まり場に行っちゃうし。
色々考えながら、2人で教室を出る。
「まずは……、体育館あたりからいく?」
「うん、お願い」
晴飛くんと私は、肩を並べて歩き出した。


