「えっと……」
誰?
この爽やかイケメンは。
この学校にきてしばらくたったけど、こんな爽やかな普通の人を見てないよ??
「あー、倉木。紹介するな。
コイツ、杉林 晴飛 (スギバヤシ ハルヒ)。」
「はる…ひ?」
「そう!俺、杉林晴飛っていいます!
女っぽい名前でしょ~?」
あ、懐っこい…。
きゅんっと、母性本能をくすぐるような笑顔。
「倉木。杉林は、今日からこの学校に通うことになった、隣のクラスの転校生だ。
で、そこでなんだが、まだ倉木に校舎案内とかしていなかっただろう。
これが、この学校の地図だから、2人で校舎をまわってきてもらおうと思ってな。」
トミーから渡されたのは、この学校の入学案内のパンフレットと、学校のことが詳しく書かれた地図。
「杉林、倉木はしばらく前に転校してきた、コイツも転校生だ。
まあ転校生同士、仲良くやってくれ。
唯一、まともな2人だからな」
トミー……。
唯一まともとか言っていいの…?


