「顔バレかぁ、お前の特待もなくなるかもなあ?」
う、うそでしょー!!!
「なんてな」
「は?」
「顔バレしても平気だし。
この学校の不良一人一人取り締まってたら人数少なすぎて即廃校だぜ。」
……なんだそれ。
危険すぎるぞこの学校。
「ま、どうせ大したことじゃねぇだろ。
安心して行ってこい。」
飛鳥はそう言って私に微笑んだ。
む……っ。
笑顔だけはキラキラしてて、顔だけは整ってるから騙されそうじゃ!!!!
「食べ終わった!!行ってくる!!」
私は最後の一口を押し込むと、立ち上がって溜まり場を急いで出た。、


