…だからヤンキーは。 「私、職員室行かないとなんですけど」 そしてこのままだと遅刻… キーンコーンカーンコーン 遅刻しちゃう…、そう言おうと思ったら、私の頭にチャイムが鳴り響いた。 「え…」 これって… 「あ、ごめんね。七彩ちゃん。 遅刻させちゃった」 優男は本当に申し訳なさそうに言うけど、そっちのヤンキーは目線すら合わせないの!? 「…ねぇちょっとあんた…」 説教してやろうかと思った。 けど、 「なに、騒いでんの?」 その時、つきあたりにある例の部屋から人がでてきた。