【完】暴走族くんと、同居はじめました。







「!?」






ビクッと飛鳥が震えるのがわかった。





それに思わず笑ってしまう。




だってくすぐったいの苦手みたいなんだよ?




あの自己中総長がだよ?






今度猫じゃらしでも持ってこよっかな…、
じゃなかった。






わたしはそのまま背中に、





『あ・と・で・』




と書いた。





なんでもない、とか書いてもよかったんだけど、こっちのほうがわかりやすいと思う。





そのおかげてわかったのか、







「あぁ」







と、短くて低い声が返ってきた。