【七彩Side】
「はやく書けよ」
「先生の名前がわからないって?
わかるだろ普通」
「あー、早く帰りてぇ…」
今、私はとてつもなくイライラしている。
いやもう、ぶちギレていいと思う。
「おい、七彩はやく…」
「うるっさいいいいいい!!!!」
目の前で足を組んで頬杖をついてるこの男。
私が今書いてやってる日誌は本来この男が書くはずのものである。
仕方なく!書いてあげてるのに…
文句言い過ぎじゃない!?
「お前のせいで居残り食らってんだよ
このあとも仕事あるし…はぁ、どうしてくれんだ」
ふざけんな。お前のせいだろ。
そういってこの傲慢男……飛鳥は、携帯を弄り始めた。