「…おーい!お前らなにやってんの?
はやく学校いくぞ!!!!遅れるぞ!」
そんなとき、角からチラッと顔を覗かせたのは、平太。
「もう学校いくの?はやくない?」
わたしまだなにもしてないし…?
「なにいってんだよ七彩。
今行かないと遅刻だぞ」
「はい!?」
うそでしょ!?
驚いて壁にかかってる時計を見ると、それはもう、朝のHRがはじまる10分前。
間に合わない!!
「いやぁ、七彩、ぐっすり寝てたからな~
いつもより一時間遅く起きちゃったんだな」
「うわぁぁあ、急がないと!」
髪は、適当に2つに結ぶと、私はパンを加えて玄関を飛び出した。
ドアを開けて先には、
「おせぇよ七彩。」
飛鳥の姿があった。