飛鳥の運転は思ったより安全。



私が乗ってるからかな?



そうだとしたら、飛鳥も優しいかも、なんて思ったり。






「ついたぞ」



「はや!!やっぱスーパー近いんじゃん」



涼子さん、そんなに心配なのかな…?

私1人でも平気なのに…




「っていうか飛鳥、安全運転だったね?
なんか…ありがと」



そう言うと、お礼を言った私に驚いたのか、飛鳥は私の頭を上から押さえつける。



て、照れ隠し…、だったりする?




飛鳥は、私の頭をわしゃわしゃとしながら言う。





「勘違いするなばーか七彩。
ここでスピードだしてみろ、バイクは俺たち1台。撒けるわけないからな。ばーかばーか」






「は…?」





なんだこいつ!!!



せっかく人がいいやつかもって思ったのに!





髪わしゃわしゃしないでよ!、



髪崩れるじゃん…。