【完】暴走族くんと、同居はじめました。









え、これっていわゆる…





壁ドン!?








…て、




「近寄んな!阿呆ッ!!!!」




顔近い!全て近い!!

今時女子が全員、壁ドンで落ちるとか思うなよクソヤンキー!!





私は、奴の腹を思いっきり膝蹴りしようとした…が、




「…おっと。」



軽々と避けられてしまった。








横では優男が、





「飛鳥を蹴ろうとするなんて、やるねぇキミ」





とか、余裕ぶっこいてる。







「…いきなり蹴りかかってくるなよ。」




チッという舌打ちと共に、目の前の彼の目が光る。


…なんか睨まれてる。