「はぁ?」
俺の間抜けな声が出る。
だって仕方ねぇじゃん。
じゃがいもってなんだよ。
「じゃがいも、よろしく。
って言われたもんで…。すみません。」
何故か謝るソイツ。
じゃがいも…、じゃが…。あっ!!
「おい!!その女どんなやつだった!?」
俺の中には1人の候補が浮かんだ。
あとはその女とソイツの特徴が一致すれば…
「んーと、そうですね、
真っ黒な髪をポニーテルにしていました。
あっ、どこかのバイトなのか、
黒いエプロンつけてましたよ!!!」
真っ黒な髪。
黒いエプロン。
「やっぱアイツか!」
俺はトランプを放り出して立ち上がる。