「…いってきます」 「ありがと~」 涼子さんの頼みとなれば断れない。 私はため息をつく。 つま先でトントンさせて靴を履く。 てか裏…。 行ったことないや。 見たこともない。 「もう、ここは気合いでいくしかない」 生きて帰れますように、と私は玄関に手を合わせると家を出た。