「あと4人分いるとか、なんとか…」
少し後半を濁す。
多分私、今、すっごく嫌そうな顔してるんだろうなぁ~…。
私の言葉をきいて、涼子さんはすぐにどの4人かわかったらしく、
「はーい、了解!!
七彩ちゃん、わざわざありがとうね~?」
階段をそのまま上りきると、涼子さんはキッチンへ向かっている。
そして冷蔵庫の中を確認している。
4人分…追加…。
私たち含めて7人分か。
いつも私も手伝っているから、今日は大変だなって思ってみたり。
「七彩ちゃん、」
そのとき、冷蔵庫を覗きながら涼子さんが声をかけてきた。
そして…
「飛鳥と仲いいの?」
そう言ったのだ