「母さんに、今日の夕飯4人分追加ってゆっとけ」
飛鳥がそう言い放つと本当に嫌そうな顔をした七彩。
そんな眉ひそめなくてもよくないか?
七彩はそのまま舌打ちでもしそうな顔をして、たまり場から出て行った。
…で、本当に行くのかよ、幹部室。
飛鳥んちは広いし落ち着くし、涼子さんの作るごはんもうまいし。
行きたいけど、アイツいるって、女がいるって思うだけでなんか気が引ける。
七彩が他の奴となんとなく違うことは気づいてるんだが。
「今日、倉庫行って、来週の暴走のこと話してから、幹部室移動すんぞ」
飛鳥の言葉にみんなが一斉に頷く。
は…?
なくなったんじゃないのか?
奪還作戦?
まぁいいか。