私はそのうざったらしい顔を睨み付けて、もう1歩踏み出すと、ドアを閉めた。
「はぁ……」
ドアを背中に、ため息をつく。
だって4人分追加って絶対あの人たちでしょ?
くるんだ、
家に来るのか!!!!
「マジですか……」
心から嫌だ。
けど住み込みさせてもらってるバイトの私に文句なんて言えない。
「引きこもろう…」
部屋に引きこもって、勉強しよう。
特待生なんだから!
次の中間テストでは1位を取らなきゃ!
次の中間いつだっけ?
多分3週間後くらい?
なんかやる気でてきた!!
「頑張るぞ~ッ!!」
私は1人ガッツポーズをして、誰もいない廊下を歩き始めた。