「…で、本当になんなんだ。
茶番はここまでにして説明しろ飛鳥。」
咲人…、なんでこの鬼と狼の混合種に逆らえるんだろう。
あ、ちがうか。
咲人はその上をいく魔王なんだろう。
どうみてもこの中で一番厳つい人相してる。
さて、飛鳥は何て言うんだろう。
どうごまかすの…。
「…一緒に住んでる」
飛鳥は、こいつと、と主張するように、私の頭を自分に寄せた。
「は!?住んでる!?
やっぱ結婚してるんじゃ」
「平太クンは少ーし黙っててネ~
話が進まないから~」
まぁ…だよね、
多分飛鳥は一緒に住んでることを、わざとバラそうとさっきのご飯のこと言ったんだよね。
もう諦めよう。
とくになんもやらしいことなんてないし。
ここは素直に話して、さっさと教室に戻ろう