「凛ちゃん〜帰ろう?」







「いいけど…職員室寄ってもいい?」








「うん、なんか用事?」







私がそう聞けば、




凛ちゃんはカバンから水色のノートを取り出して






「数学の20ページ、わからないから聞きにいくんだ。」





ってノートを開く。







「珍しい…笑。」








「笑わないでよ!私だって…」







「分かってるよ。凛ちゃん、結局は勉強熱心だもん。」








「さすがに明日テストだし。」