「ごちそうさま」





それだけ言うとあの男子は他の人達と一緒に教室を出ていった






「は?」







私はその場に立ち尽くした
















「ねーねー!」







調理室に戻ってくると亜美がすぐに駆けつけてきた



他の女子たちもいつの間にか周りに集まっている



「なんて言われた??」





亜美が興味深々な目で聞いてくる







「え?えーっと…
ごちそうさまって…」







それだけ?みたいなことが口々に聞こえた




本当のことを話すと亜美が興奮しそうだから秘密にしておこう






でも、連絡先って…




私は渋々メモをポケットにしまった