「なぁ、下山崎の話なんだけど・・・」

加賀山が早速話しかけてきた。

「ああ、オッケー、カツサンドわすれんなよ」

五円玉をぶら下げる。

下山崎のことは知らないが、加賀山の赤い電波をたどってみたら解った。

加賀山に向かって発せられてるのは興味の緑。

「ふむ・・・お前に興味は持ってるみたいだな、露骨なのは駄目だけどさりげなく優しく
してみ?たぶん大丈夫だぞ」

「そっか、サンキューな昼休みにブツは渡す」

「こっちこそサンキューだよ」

バッグを机の隣にかける。