夕暮れが来たので、近道でピンク街を通った。

ラブホテルとかが多いのであまり歩きたくない。

手を繋いでいたのだが、筑那美ちゃんが腕を絡めてきた。

「うーん、歩きにくい」

背が小さいのでとても歩きにくい。

筑那美ちゃんはすこし俯くと、ボソッと言った。

「ホテル・・・入りますか?」