お昼のチャイムがなった。

あー飯だ飯だ。

「孤太、今日は私ね」

「あいよ」

五円玉を引っ張り出すと、宙ぶらりんにするのだが。

すそを引っ張られた。

「およ?」

五円玉がゆれた。

裾の先を見ると筑那美ちゃんがいた。

「どしたの?」

「・・・」

相変わらずだんまりモードだ。