家を出ると圭人が私の家の門に 寄りかかっていた。 「お!ま!た!せ!」 いつもより声が弾むのもやっぱり かわいい浴衣とお祭りの高揚感のおかげ そのときふと圭人の顔をみると 少し顔を歪ませてる 「…変?」 「…え?」 「わたし浴衣似合ってない?」 「似合う似合わないっていうか、 座敷童みたい。」 意地悪な顔して笑う圭人。