ー翌朝ー窓辺に日光が差し込み、目が覚める。

「(綾斗さんは…いない)」

少し寂しさを感じながら着替えていると携帯が鳴った。

「もしもし」

相手は元上司だった。わたしはフリーランスデザイナー。街などを
設計している。

「え!そんな大きな仕事をわたしに?」

内容は今度開発されるニュータウンの設計だった。