ベッドに押し倒されてドキドキする。

「あ、綾斗さん!」

「何もしないから騒ぐな」

抱き枕のように抱き締められ、鼓動が早くなる。顔が赤くなっていないか心配だ。

「おやすみ」

「おやすみなさい…」

ちゅっと額に軽いキスをされた後、綾斗さんは寝息をたてて眠り始めた。端正な横顔に見とれながら、毎日仕事が忙しくて疲れてないだろうかと心配にもなった。

「暖かい…」

綾斗さんから伝わってくる体温にまたドキドキしながら、寝たのだった。