セレスさんと一緒にお屋敷に戻ってきた。

「お帰りなさいませ。本日はセレス様とお過ごしになったのですね」

「そうヨ。咲貴ったらとっーーても可愛くてネ！」

「そういえば確かに雰囲気が違いますね。咲貴様、お似合いでございます」

「あ、ありがと…」

炯汰さんに誉められると照れる。

「そうだ！咲貴、今から打ち合わせしましょ。まだまだ咲貴に着せたい服がいっぱいあるノ」

「わたしでよければ…」

「じゃ、やりましょ！」

ぐいぐい引っ張られてあっという間にセレスさんの部屋。

「咲貴、お疲れさま」

「セレスさんこそ、お疲れさまです」

「うーん！やっぱり、可愛いっ」

ごく自然に頬をキスされた。自然すぎて拒むのを忘れるぐらい。

「(セレスさんにとってキスは当たり前なのかな…？)」

セレスさんは外国人だから挨拶代わりにしてるようだけどここは日本！せめて、平均的な羞恥心のレベルは保って欲しい。