旦那様が六人いる!?~イケメン旦那様と同居生活!?~

着替えた後、リビングに向かう。

「あ、姫おはよう!」

元気な声で挨拶してきたのは春哉さん。

「おはようございます」

「おはよう、咲貴ちゃん。ところで昨日自己紹介したよね?まだ一人してなくて今からするね。炯汰」

「おはようございます、咲貴様。私はこのお屋敷の執事を務めさせていただいてます桜井炯汰です。よろしくお願いします」

昨日、車の中で見た人だ。執事だったんだ。物腰が柔らかいのは変わらない。

「よ、よろしくお願いします」

「咲貴、そんなに固くならなくてもいい」

「そうです、思いっきり砕いてください」

あぁ、どうしよう。炯汰さんの慈愛に満ちた笑みにとても癒される。強引さが目立つこの屋敷の男性とは大きくかけ離れている。

「姫、炯汰に見とれるのは良いけど夫は俺たちだぞ」

「見とれてなんかいません!」

ていうかどこまで夫と言い張るつもりだ?ここにいる人たちは全員その道では有名な人ばかり。妻ができたと分かったら、怪しむ人もいるんじゃないか?