「咲貴、最高!!!」

「はあ…」

鏡を見るとそこには綺麗な女性がいて思わず、これが本当にわたし!?と疑った。

「今日は時間がないから、すっぴんネ。でもルージュぐらいは引いていって」

手渡されたのはこれまた高級ブランドのルージュ。色はペールピンク。緊張して、手が震えたけどなんとか成功。靴を履いて準備万端。行きたくないパーティーへと向かう準備は整った。