10日間の遅れを取り戻すように、僕は次々に仕事をこなしていった。どの仕事も面白いほど順調に、簡単に片づいていった。それもどの仕事もあの声の力はいっさい頼っていなかった。僕自身がまさに“出来る男”になっていると実感出来た。