「君は頑張ったよ。」
2015年は泣きじゃくるぼくの頭をなでてくれた。
「そりゃ沢山の人が泣いたかもしれない。死んでしまったかもしれない。でも、その分人は笑った。幸せだったと思う。だからボクは言いたいんだ。」
――ありがとう。
「次は、僕の番」
そう言って2015年は手を出した。