僕は2014年。
走ってた。毎日毎日、365日次にバトンを渡すため。ずっと止まらずに走った。
これが終われば、僕は消える……
「おーい」
「あ、2015年」
「今年はいろいろあったでしょ?お疲れ様2014年」
「あ、うん」
そっか、僕終わるんだ。
「なぁ、2015年。ぼ、僕頑張れたかな……。みんなのこと幸せに出来たかな」
ポロポロと、涙がこぼれてきた。
「沢山の人が泣いた。沢山の人が死んだ。ボク……ボクは…ボク」
涙がどんどん溢れてきてとまらなくなった。