『はぁ、引越しの準備疲れるなぁ』


そういいながら部屋を見渡す


ずいぶん物が無くなってなんだか寂しい



途中まであの人に任せっきりだったから

自分では何がどこに入ってるか

よく分からない



『ふぅ…あとちょっとだ!』



そう言って伸びをした時だった


ドン! ドサ!!


と足元から聞こえてきた




もしかして…そう思って下を見ると


案の定箱が1つ倒れて中身が出てきていた


『あぁぁあ!』


どうやら自分で蹴ってしまったらしい



ため息をつきながら中身を箱に入れ直す



どうやら中身は本とかみたい



中身を入れ直していると


ふとあるものが目に止まった