次の日。
今日は、3人の中で1番しっかりしている直子と一緒に登校し、下駄箱で上履きに履き替える。
なんだか体育館の方が騒がしい。

恐る恐る近づいてみると、

うちのクラスのヤンキーたちと、
…平野くん。
ついに3年生にまで目をつけられた。


「リオ!逃げて!裏口に回ろう。」
「でも…きゃっ」

直子に手を握られ走る。

「…」


私、彼を見捨てちゃった…

「…リオが行ったところで何になる?リオまでやられるか、エスカレートするか、どっちかじゃん。」
「でもあれは、確実に私のせ…」
「違う!違うよ…」

そうだから、違うとしか言えないんだね…

私が行っても仕方ない、私のせいじゃない。
仕方ない、せいじゃない、仕方ない、せいじゃない…