一生分の愛を君へ

気が付くと、
あっという間に岳の四十九日になっていた。

岳の魂は、四十九日で誰に会いに行ったのだろうか。

私のとこには来ていないと思ったけど、もしかしたら霊感があれば感じることができたのかもしれない。

相変わらず重苦しい黒い服に身を包み、相変わらず前進出来ない自分に気付かされた。

坦々としたお経を聞きながら、こんなことをして何になるんだろう

と苛立ちさえ感じながら
悔しいのか悲しいのか寂しいのか分からない大量の涙をまた流した。

これでもう岳の魂すら
近くからいなくなるんだ。