「舞。一緒に帰ろうぜ。」 『うん。』 今日も私は、当たり障りない会話を選んで木村君と並んでいる。 「俺、あいつと別れるよ」 『本当に?』 「どうやら浮気相手とうまくいきそうらしいね。」 『…ふうん。』 木村君は私の頭を大きな手のひらでペシッと叩く。 「迷惑かけてごめんな。ありがとう。」 そう言っていつものように帰路についた。 みんな、前進していく。