一生分の愛を君へ

『おはようございます。今まですみませんでした。』

翌日、予告なしに出勤した私を見て店長が目をまんまるくしていた。

「だっ大丈夫なの?」

『うん。稼がなきゃ。生きてけないし。』

店の奥で、コーヒー豆を抱えた木村君が手を振る。

その日に仕事以外の会話は一切なかった。

昼休みになっても食事が喉を通らなくて、隈もひどいと言うことで早退したのも理由のひとつだと思う。

早めに帰宅した家の前に、あー君の車が停まってた。
嬉しいと思ったし
知らず知らずのうちに流れた涙が止まったのも嘘じゃない。

ただ、心の中が空っぽなのは相変らずで

助手席から降りて手招きする真人に駆け寄ったときに、胸が苦しもなる。