私はずっと暗い部屋で1人、布団に潜って泣いていた。
どれだけ起きていたか分からない。
ただ目を閉じると
首に縄をつけた岳がこっちを見るから。
怖くて眠れない。
でも何か食べなくては人は生きられない。
そっと立ち上がって冷蔵庫を開けると、板チョコを割って口に含んだ。
でもダメだった。
『…うっケホッ』
全部そのまま吐いてしまう。
『何も食べらんない感じかな…』
ずっとこれじゃあ死んじゃうよ。
『それもいいかも』
また布団の中に戻り蛍光灯を見続ける。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…