一生分の愛を君へ

『真人にも出来ることはあるよ。』

「なんだい?」

『従順に生きること。』

「舞に?」

『他に誰かいんの?』

「恐れ入るわ。」

真人はいつものように笑った。
丁度目の前にやって来た炒飯が、頼んだものと違うことに気付かずに食べた。

後から店員さんがお詫びしながら餃子をサービスしてくれた。
更に店員さんのミスで杏仁豆腐が運ばれてくる。
人生捨てたもんじゃないなんて、大袈裟なことを思った。

岳に自慢しよう。
羨ましがる顔を思い浮かべたら自然とニヤついた。