一生分の愛を君へ

木村君と私。
お互い恋愛感情なんてない。
しょっちゅう2人で寝るわけでもない。一線は越えない。

変な関係。それでも何故だか爽やかな交友関係は出来ている気がした。

何やってんだろう。
そう思うことで自分を正当化してた。

私は開き直ってないよ?
悪いことだって分かってるよ?
何もかもが自己満足だ。

とにかく1人になりたくなくて、1人になると誰かに連絡してた。

『真人飲もうよ?』

「今バイト中だよ!」

『…電話出るなよ。』

「何かあったかと思うだろ!あっ!岳の誕生日さ、当日やるから空けとけよ。今年もプレゼント買いに行こうね。」

『…当日でいいの?』

「いいのいいの。彼女当日会えないんだってさ。」

気が付けばもう二月で
岳は本当に二十歳になってしまう。

プレゼントを考えなくちゃ。
岳の記憶に残るもの。