一生分の愛を君へ


『今晩て時間じゃないけどね。』

一括送信した急なメールに。
予定が合ったのは2人だけだった。

時刻は深夜3時。
確かに今晩と言うには日の出が近すぎる。

『まぁいいじゃん。飲もうよ。』
私は部屋に常備していたワインとカルーアを出した。
そして今回の出来事の追記を
聞かれてもいないのにペラペラと喋った。

ばーかばーかと思って、たくさん喋った。


『うわっ!岳最悪じゃん!』

『チャラッ!』


予想通りの反応。と言うか、予定通りの反応。

今回の私は何故だかよく喋る。
あんなに惨めな自分を見られることを嫌っていたのに。

やっと諦める気になったのか。
皆にもう辞めろって言われたいのか。

どれも違った。

皆が岳を悪く言ってくれれば
私は岳を悪く言わなくて済むから。
ただそれだけだった。