一生分の愛を君へ


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目を覚ますと12時を過ぎていた。

「おはよう」

あー君がウェア姿で立っている。

『…私も行く。』

「15時過ぎには、家に向かうよ。」

あー君は柔らかく笑い
私のウェアをハンガーから下ろした。

私は急いで着替える。
素っぴんのまま、ボサボサ頭にニット帽を被り
あー君を追いかけた。


「また来たいね。」

『…多分。』

「何だそりゃ。何かあったの?」

『…いや。だって寒いじゃん。』

「スノボでそれ言ったらもともこもねぇよ。」

あー君はまた優しく笑った。

「今日は一回滑ったらさ、ゆっくり暖まろう。下にコテージあったよね?」

あー君と乗るリフトは暖かかった。