一生分の愛を君へ


「お!どうりでさみぃ!」
閃いたようにグローブをつけてまた手を差し出す。

だから私も急いでグローブをして
差し出された手を握った。
『…。』

「…。」

『どう言うこと?』


何故か手を繋いだ私たち。よくわからないけど
この不思議な関係が好きだった。

私は岳が好きで
岳はそれを知っていて。

惨めだろうか?
気持ちは貰えないけど手は繋いでもらえる。

それでも嬉しい私は
岳を責めることもできなくて
ふざけることしかできない私は

惨めだろうか?