一生分の愛を君へ

なんにも知らない岳と、呑気な真人はあひゃひゃうひゃひゃと後ろではしゃいだ。

あー君の「行くよ。」と言う優しい声を聞き、クリスマスの町を進む。

しばらく走り高速にのったころ、後部座席の真人と岳はすごく静かになっていた。
「スタットレス履き替えたり買い出し行ったり
3時に起こしたからね。」

と、あー君は笑った。
つまり真人は3時間しか寝てないことになる。

『私も起こしてよ。』

「だって真人が、舞は00時くらいまで起きてたから寝かしといてって言うから。」
『…ふーん。』
自分だって寝てないくせに。
「やっぱり夜のうちに出るべきだったかな。」

あー君はそう呟いて舌を出した。