一生分の愛を君へ

どれだけ想っても追いかけても
相手にされない自分を可哀想だと
そんな慰めを言い訳にすることで私は木村君との関係を維持していた。

私の胸を触りキスをする。
それ以上手を出さない木村君は頭を撫でて
「お前も寂しいんだろ?」と微笑んだ。

一線を越えないのはきっと
岳が好きで仕方ないから
それか
岳を忘れないためか。

もう何だか分からないけど、本当は誰かに
岳に怒られたいのかもしれない。
悩みながら苦しみながら
木村君とよく分からない関係を続ける私。

岳や真人に会うのは
週に一度か二週に一度。

ふと思い出した。去年のクリスマスの私の涙は
何だった?

今年は岳と真人とあー君とスノボーに行くことになった。
また私は泣くのだろうか。
誰のために、泣くのだろうか。