一生分の愛を君へ

数人のマイケルたちが丁寧に頭を下げ去っていくと、ステージは真っ暗になる。

間を置いてピンクの逆光の中5人の女の子たちがポーズをとっていた。

「あ、美帆だ。」

拓郎が言った途端popな洋楽が流れ、彼女たちは跳ねるように自分のポジションへ行き踊り出す。

とびきりの笑顔で客席を見つめてプリティーかつセクシーに踊っていた。

途中1人1人にスポットライトがあたり、8小節ずつほどのソロがあった。

拓郎は向かって右で2番目に踊ったショートカットの女の子を見て
「わ!あの子めっちゃ可愛い!」
と口に手をあて喜んだ。
4番目に踊った美帆からは、いつもの浮かれた様子は見れない。
いつもより長いツケマツゲのせいか、日常ばなれした衣装のせいか。
美帆はとても可愛かった。