一生分の愛を君へ

ピカピカピカっと色とりどりのライトが光り、音楽が流れる。ステージ上に男2人が現れた。
彼らは左右から登場し、真ん中でハイタッチをする。
リズムに合わせて大股で歩き、1人がブレイクダンスを始めた。

孝介が「おお」と声をあげ、拓郎が「チェケラ」と言った。

踊る男の横でもう1人が手拍子を促し体育館中が手を叩く。

男2人は片手で立ち、頭で回り去っていった。

続けて黒いタキシード姿の男女が列をなして現れる。
彼らはマイケルジャクソンの歌に合わせてダンスをした。
ムーンウォークを披露したとき、孝介は「うひょー」と声をあげ
拓郎が「ぽう」と小さく言った。

マイケルジャクソンがたくさんいるように見える。きびきびと決めるポーズがすごくかっこよくて、すっかり魅了されてしまった。

「マイケル、恐るべし。」
翼は俺を不思議そうに見た。